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いつもお世話になっております。森田です。

先日松浦がLisを退社してEXTRAという新しいお店を独立してオープンしました。

松浦との関係についてお客様から心配される事も多少あるのでここで僕の考えをお話ししたいと思います。

美容室経営というところでスタッフの独立というのは、いつの時代もついてくるもの。

僕も独立してきた人間なので。

そこで経営者と独立するスタッフとの関係が悪くなるケースも少なからずある。

その中で多い理由が、担当のお客様を新しいお店に招待することで売上の変動があるからだ。

僕も少なからず過去にそういう理由で前職の会社にご迷惑をおかけしたことがある。

これは美容室業界の暗黙の常識。

僕も今となっては双方の気持ちがわかるのでしょうがないところもあると思う。

松浦を採用したのは約5年前。

まだ23歳で経験も浅くシャンプーをちょこっとできるくらいだった。

僕にとっては人生で初めて人を雇うという挑戦だった。

そこで松浦の人生のために何ができるだろうか、どういう未来を僕が見せれるだろうかと深く考えた。

本人に面接の時に将来の話を聞いてみた。

いずれは独立はしてみたいとのことだった。

僕は松浦と一緒にそこを目指そうと思った。

本人がどれくらい独立に対して考えているかは別として、独立することのできる美容師まで育てることができれば、どこに行ったとしても美容師として食べていける人になるだろうと。

それが僕ができる松浦に対しての仕事だと思った。

日々の営業で自分に自信を持たせるためにはどういう仕事を見せれば良いのかを考えながらアシスタントを任せた。

美容師として成長するために厳しい指導も何度もした。

美容師として明るい未来を思い描けるように出来ることは全てやった。

次第に成長していき結果もついてきた。

それが自分のことより何より嬉しかった。

それでついに独立を決心する時がきた。

僕は心が震えた。

5年間かけて目標にしていたことが達成されようとしている。

松浦が独立を決心したことは僕にとっては

自分がやってきたことは悪くなかったのかなと思えたし、自信にも繋がった。

これから別々の店になるがお互いに高め合って共存できる存在でありたいと思う。

松浦を心から応援したいと思う。

僕と松浦は経営者と独立するスタッフの関係でしたが、とてもいい関係だと思ってるし、これからも永く仲間でありたいと思っています。

皆様も是非とも松浦を温かい目で見守ってあげて下さい。

よろしくお願い致します。

この文章は今の自分の気持ちを記録として残しておきたかったのと

照れ臭くて直接伝えてない松浦への考えを残しておきたかったから書きました。

森田淳也